原因や予防・治療方法まで、白内障・緑内障改善マニュアル

手術

このページでは、手術による白内障治療について、概要や手順、手術の種類などの情報をまとめていきたいと思います。

手術は白内障治療の最終手段

白内障とは、目の中でレンズの役割を果たしている水晶体が白く濁ってしまう病気です。
一度濁った水晶体は元にはもどらないとされているため、最終的に手術を選択する方も少なくないといわれています。

しかし手術は100%成功するとはいえません。
また、手術に対する期待度が高いため、手術が成功したのに結果に満足できないという方も多いようです。

白内障の手術は水晶体の濁りを取り除き、代わりに人工の眼内レンズを挿入します。
現在主流となっているのは、「超音波水晶体乳化吸引術」と呼ばれるもので、濁った水晶体を超音波で砕きながら吸い取り、人工の眼内レンズを入れるという方法です。

そのほか、白内障が進行している場合には水晶体を丸ごと取り出す「水晶体嚢外摘出術」という方法もあります。

手術の後のリスクとしては、後発白内障と呼ばれる手術後に視力がたんだんと落ちてくる症状や、目の感染症を引き起こす可能性が挙げられます。

手術後になんらかの症状が出た場合は、できるだけ早く医師に相談し、診察や検査をしてもらう必要があります。

そのためにも手術後は安静にするとともに、視界について問題点がないか、十分に気をつけるようにしましょう。

手術のリスクの詳細については【手術のリスク・注意点】のページをご覧ください。

手術方法は大きく分けて2種類

■超音波水晶体乳化吸引術+眼内レンズ挿入術
現在の白内障手術において、主流となっている方法です。
2~3mmの小さな穴から、超音波を発する針状の機械で水晶体の中身を乳化させ濁った水晶体を吸い取ったあと、水晶体嚢に眼内レンズを入れるという方式です。

■水晶体嚢外摘出術+眼内レンズ挿入術
少し前まで主流となっていた方法で、濁った水晶体を大きく切った穴から丸ごと取り出すというやり方です。
傷口が大きくなるため術後の乱視が大きくなりがちで、感染も起こりやすいため、現在では限られたケース(特殊な病気で起こった白内障や、100歳前後の高齢の患者さんなど)に限られています。

なお、この眼内レンズをいれる手術ができないケースもあります。

例えば、糖尿病や緑内障、ぶどう膜炎などを患っている方は手術が出来ない場合もあるので、医師と十分に相談をするようにしましょう。

手術を受けた後は

せっかく手術を受けたにもかかわらず、術後のケアを怠り取り返しのつかないことになっては本末転倒です。
以下、基本的な注意点をご紹介します。ただし、実際に手術を受けたあとは担当医の指示に従うようにしましょう。

■うがい・歯磨き・ひげ剃り
手術直後から可能ですが、水飛沫が目に入らないよう十分注意してください。

■シャワー・入浴
医師の許可がでるまで控えてください(手術後約1~2日後)。
許可後も、目のなかに水が入らないように十分に注意してください。
また、最初のうちはあまり熱い湯につからず、ぬるま湯で短時間のうちに済ませるのが良いとされています。

■旅行・仕事・運動
激しい運動や重い荷物を持つのは控え、少しずつ元々の生活に戻してください。
出張、旅行などの遠距離の外出は手術後1ヶ月くらいは控え、人の多い場所や埃っぽいところへの出入りもできるだけ控えるようにしましょう。

■飲酒・喫煙
飲酒は、医師の許可がでるまで厳禁です(約3週間程度といわれています)。
タバコはさほど影響ありませんが、回復を遅らせることがあるため本数を控えめにした方がいいでしょう。

■テレビ・読書
視力が回復し見え方が安定すれば、疲れない程度に見るのは大丈夫です。
ただし、手術前と度数が変化するケースが多いので、眼鏡の調整が必要になることがあります。

 
白内障・緑内障でお悩みの方の治療ガイド