原因や予防・治療方法まで、白内障・緑内障改善マニュアル

目薬

このページでは、緑内障の治療方法を紹介しています。

なかでも、メインの治療法である目薬(点眼薬)について、概略や注意点などを述べていきたいと思います。

緑内障治療のメインを担う目薬

緑内障と診断された場合、「緊急事態ですぐ手術が必要」といった重篤なケースを除いては、まずは点眼薬による治療から始まります。

房水の過剰生産を抑えたり、房水の排出口を広げるなどで流出を促進し、眼圧を下げるようにします。

緑内障の点眼薬は大きく分けると以下の5つに分けられます。

β遮断薬、プロスタグランジン製剤、炭酸脱水酵素阻害剤、副交感神経刺激薬、交感神経刺激薬です。

緑内障のタイプや個人差によって、効く目薬が異なります。

また、1種類で効かない場合、数種類を組み合わせて使うこともあります。

実際にはβ遮断薬とプロスタグランジン製剤が多く使われているようです。

なお、目薬は内服薬に比べ深刻な副作用はほとんどないとされていますが、ゼロという訳ではありません。必ず医師の指示に従うようにしましょう。

おもな点眼薬の種類

  • β遮断薬…房水の産生を抑制する作用で、眼圧を下げる効果がある。現在最も多く使用されている点眼薬。
  • プロスタグランジン製剤…眼球を包む膜からの房水流出をよくする作用で、眼圧を下げる効果がある。
  • 炭酸脱水酵素阻害剤…毛様体で房水ができるときに、炭酸脱水酵素の働きを阻害して、房水の産生を減らす効果ある。
  • 副交感神経刺激薬…以前、最も使用されていた点眼薬。毛様体筋を収縮させ、線維柱帯のフィルター部を広げる作用で房水流出をスムーズにし、眼圧を下げる効果がある。
  • 交感神経刺激薬…房水の産生を抑制するはたらきと、房水の排出を促進するはたらきによって、眼圧を低下させる。

注意すべき副作用

  • β遮断薬…徐脈、呼吸困難、うっ血性心不全、気管支けいれんなどがある。心臓の疾患などがある人は使用しない。
  • プロスタグランジン製剤…結膜の充血や虹彩、皮膚の色素沈着、睫毛多毛症が起こることがある。
  • 炭酸脱水酵素阻害剤…β遮断薬やプロスタグランジン製剤に比べて眼圧下降作用がやや弱いが、目や全身に対する副作用が少ない。
  • 副交感神経刺激薬…瞳孔が小さくなり、暗くなる。現在はあまり使われていない。
  • 交感神経刺激薬…眼の痛み、頭痛、頭重、かすみ目、動悸、発汗、ふるえ、吐き気などがある。
 
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